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しゃばけ (畠中 恵)
2009-07-19 Sun 16:30
しゃばけしゃばけ
(2001/12)
畠中 恵


ドラマ化もされたし、いまさら紹介する必要が無いほど有名な小説。

読みやすく、面白かったです。


自分の作品にはまったく手が着かないにもかかわらず、6月、7月はまさに「読書月間」でした。
そんな中で読んだ本の一冊がコレ、「しゃばけ」です。
第13回(2001年)日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作品。

1989年に日本ファンタジーノベル大賞が創設され、ファンタジー大好き少女だったわたくしは当時大喜びしました。
面白い作品が、これから沢山読めるだろうと。
第一回大賞受賞作の「後宮小説」は、中国風な架空の王国を舞台とする物語で、ある意味王道的ファンタジー小説。
架空の国で起こる様々なドラマ・・・ワクワクしながら読んだように思います。

その後、「バルタザールの遍歴」とか、「イラハイ」「東亰異聞」「バガージマヌパナス」くらいまでは受賞作を読んでいたんですが、だんだん「・・・何か違う」と感じ始めて、この日本ファンタジーノベル大賞作品からは遠ざかっておりました。
多分、自分自身が思い描く「ファンタジー小説」というのと、日本ファンタジーノベル大賞の傾向がズレていたからなんだと思います。
ハヤカワFTとか、東京創元社の翻訳ファンタジーは、相変わらず好きだったんですけれどね(笑)。
というわけで、かなり久々に日本ファンタジーノベル大賞の受賞作品を読んだことになります。

この「しゃばけ」の存在を知ったのも、実はドラマを見てからでした。
先にドラマを見てしまったので、読む必要も無いかな~なんて思っていたんですが、図書館でパラ読みしたら読みやすそうだったので、にわかに読書欲が湧いてきました。
で、読み始めたら、あっという間に物語りの中に引き込まれて、二時間半くらいで読了。
ドラマを見ていたせいもあったのかもしれませんが、本当に読みやすくて、一気読みできました。
最初の方は、「江戸時代」ということを意識しすぎたのか、文章にややぎこちなさが感じられましたけれどね。
でもそのうち違和感も無くなって、スムーズに読み進めることができました。

有名になった小説なのであらすじは書きませんが、基本的に、わたくしはこういう話が好きなんだと再確認しました。
舞台こそ江戸時代ですが、ミステリーと同じ構造になっていますよね。
事件が起きる→主人公が巻き込まれる→謎解き→解決。
個性的な仲間たち(主に妖ですが)が出てきて、いろいろ協力してれる。

有名な「ハリー・ポッターシリーズ」も同じ構造になっていて、読者は謎の答えを知りたいがために、次へ次へとページをめくる。
「しゃばけ」も「ハリー・ポッター」も、真犯人不明のまま物語が閉じてしまったら、読者はかなりの消化不良に悩まされるんじゃないかと(笑)。
なので、ミステリー(謎解き)という要素は、かなりの吸引力を持っているんだと思います。

まあ、そんな細かい事をガタガタ考えなくても、読書中はただ純粋に楽しめば良いんですけれどね(笑)。
事件の方はリアルに想像すると生臭いですが、病弱な若だんなを取り巻く環境は、人から妖までみんなほのぼのしているのが良いです。
わたくしのお気に入りは、ちっちゃな小鬼「鳴家(やなり)」かな~。
他人に手柄をとられてすねたり、若だんなに頭を撫でられてうっとりしていたりと、実に表情豊かだなあと(笑)。
表紙の大福食べてるイラストも可愛いですよね。
あと、若だんなの幼なじみで、和菓子屋さんの後継ぎの栄吉。
菓子職人としての腕がなんとか上達していってほしいな~、と思いました(笑)。
        
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